kaizeの部屋

Xやってるよ。不定期更新

春アニメの感想

みなさまこんにちは。

春アニメも終わり、早くも夏アニメも始まりつつあります。

2024年の春アニメ。いかがだったでしょうか?

色々と言われている通り、俺もかなりの豊作だったのではないかな

って思います。

 

X(ツイッター)にも投稿したのですが、今期は15~16本のアニメを見ました。

ほとんどはサブスクで見てるわけですが、寝る前に1〜2本づつ。忙しかったら週末にまとめて5〜6本見てたかな。

 

でたまには、見たアニメのレヴューでもしようかと思い立ちました。

前書きはこの辺にして、早速見たアニメとレヴューをしていきます。

ちなみにネタバレ含みます。

(数字は個人的な採点。4以下は途中で見なくなった作品なのでありません。5はまぁまぁ良かった、6は良作、7はすごく良かった、8は超よかった、9は神作 10は代々語り継ぎたい作品という感じです)

 

 

1、忘却バッテリー (7)

最初はキャラデザっていうか顔が好みじゃなく、あとで伏線だと知ったのですがギャグが面白くないので見るのやめようかなって思ってたのですが、妻が見始めてつられて全部見ました。

少年漫画っぽい展開で普通に楽しかったと思います。劇的な展開や超ドンデン返しという類のスポ根ではなく、意外と淡々と進みそれぞれの苦悩がありつつも重くなりすぎず、誰にも親しめる優しい話だと思います。記憶喪失の主人公が最後に「何度でも野球を好きになる」的なセリフが良かったですね。

 

2、ガールズバンドクライ (8)

好き嫌い分かれるCG作画だったけど、これぞ日本のCGだなって感じで俺は好きでした。

まず、OPがよかった。冷静に考えれば今のトレンドの曲調や作画てんこ盛りなんだが、それ
よく出来ていて嫌な感じはしなかったなーって思いました。

 

主人公はまだ幼さの残る子供で思春期特有のトゲトゲしさを持っていて、常識はあるものの、正しいと思っていることへの理不尽な世間の対応に毛が逆立つような怒りが込み上げる純粋な性格。その性格ゆえに色々と衝突したりするんですが、仲間の懐が深いのもあって、乗り越えていきます。

ストーリーは田舎から上京した少女がバンドを組むというありきたりな話なものの主人公の仁菜の強烈な(でも可愛げのある)個性でとても痛快なものになっており、音楽性というよりも音楽はあくまで表現としてで、メンバーそれぞれが自分たちの判断は間違っていなかったことを自分たちの力で証明する物語ってのが本筋にある青春群像劇だと思います。それに加え細かい演出や台詞回し、それぞれ個性の立った可愛いキャラクターとギャグとシリアスのバランスが良くてオタク心を鷲掴みにした作品だと思います。俺も毎週眠くても欠かさず見てました。

特に、仁菜の学校での出来事、父親との確執などキャッキャウフフなガールズバンドものとは一線を画した話も良かったと思います。俺も娘を持つ親なので参考にします。(とはいえ仁菜よりルパみたいに育って欲しいです)

 

ただ、このようなプロジェクトなので仕方がないですが、実際のバンドメンバーがCVをやるっていうことがちょっと残念?どうしても違和感があって、もはや途中からは素人さんだからしょうがないよね?からの実際のバンドメンバーにしてはよくやってるっていう目線で見てしまっていたところはありました。

内情のことはわからないですが、難しい演技や繊細な言い回しなどの脚本の変更もあったかも?と思ってしまいました。

また同じガールズバンドものとして比較にはならないのかもですが、ぼっち・ざ・ろっくと比べると楽曲が今ひとつハマらなかったなってのと、ぼっちは声優のうまさが際立ってたなとは感じました。

これは賛否ありますが、ラストあと15分くらい尺があったらなってのも思いました。

それでもなお、魅力的なキャラクターやテンポや脚本の良さ、そしてなんかわかんないけど勢いがあった作品でした。

 

 

3、夜のクラゲは泳げない (7)

話のつかみは非常に強力だった作品だと思います。一見、ガールズバンドクライと似てるような気がしましたが、自分の才能との向き合い方、目的を果たすための本音と建前、それがあってもなお仲間によって助けられ自分を信じられるようになるというクリエーターの苦悩っぽい話だったのかなって感じました。個人的なことですが、俺も絵を描くのが好きだったので共感できるところもあったし、9話の花音の言葉もまひるの表情も自分と今までの仕事と重ね合わせたりしていました。

細かく書ける語彙力もないですが、最初は似てると思ったガールズバンドクライとは全然違ってて、終わり方も非常にすっきりとした大満足のアニメでした。

 

4、オーイ!とんぼ (6)

離島の少女(とんぼ)が遊びで覚えたゴルフを通して、島の移住者である元プロゴルファー(いがいが)に技術的な説明をさせるというなんかよくわからなかったアニメ。

そもそも俺ゴルフしたことないし、興味もないのだけれどなぜか最後まで見てしまった。
最終話近く、とんぼが急に大人になってびびった。

 

5、バーテンダー 神のグラス (6)

おじさんだから、こういう1話で終わる話好きなんすよ。人生の色々な悩みを一杯のお酒で解決するみたいな。まぁ俺はお酒は一滴も飲めんとですけどね。

 

6、時光代理人Ⅱ (7)

1期が面白かったから、2期も楽しみにしてたけどなんか様相が違ってて、
中国独特の胸糞展開で見るのやめようかなって思ったけど、頑張って観た。

最終的には涙腺が崩壊してしまうという大失態。家族とか兄弟とか持ち出されたら泣くしかないじゃん?とはいえ、やっぱ一期の1〜2話完結の方が個人的には好みでした。

 

7、鬼滅の刃 柱稽古編 (8)

ぶっちゃけ、あんまり特筆すべきことはないけど、やはり鬼舞辻無惨と親方様の会話からの無限城の件は圧巻だったと思う。散々言われてるけどこの1話で全部持っていった感じ。
劇場版かぁ…息子は怖いって言って見ないし、娘はそこまでハマってないしどうしようかな。という感想。

 

8、狼と香辛料 (6)

ホロがかわいい。

 

9、無職転生Ⅱ (7)

ところどころ出てくるエロ描写とハーレム系を理屈立てて必死に説明しようとするオタク気質な部分がどうも好みに合わないんですが、それを補って余りある作画の良さと根本的な話の面白さで全話見れました。男性が深夜ニヤニヤしながら見るには申し分ない作品だと思います。

10、怪獣8号 (7)

漫画を見てたので、最後に一気見しました。王道のアクションアニメで楽しかったです。

 

11、終末トレインどこへいく? (6)

カオスなアニメだった。主題がなんなのかも良くわかんない。これが許されるのは多分日本だけだと思う。けど楽しかった。

 

12、アストロノオト (5)

令和の時代にはそくわないめっちゃ昔のアニメみたいだったが、狙って作ったみたいです。古典的なギャグへの耐性があり、窪之内さんの絵が好きならおすすめ。意外と話もまとまってたような気がする。

 

13、ダンジョン飯 (9)

料理作ってうまいうまい言いながら食べる話かなって思ったけど、全然違った。料理ももはやファンタジーで、見るべきは女性作家特有の気味の悪さと独創性、リアリティとファンタジー、優しいシリアスとエッジの効いたギャグの混在した素晴らしいストーリーだったと思う。同じ狂気のカオス状態であっても終末トレインとの差が歴然で(比べるのもどうかと思うが)しっかり考えてられてると感じたアニメだった。1クール目、2クール目共にOPとEDの質が高く絵も可愛くて最高でした。特に2期から急激に面白くなったと思う。料理が気持ち悪く、不衛生な感じもするので、人は選ぶとは思うけど俺は2期を待ち望んでいる。

 

ゆるキャン△3期 (6)

俺はソロキャンプってご飯作って食べたあと退屈でX(ツイッター)してそうっていつも思う。背景作画はいつも綺麗でもはや意地になってじゃないかって心配になるくらい。

 

貴族転生、鑑定スキルで成り上がる (5)

よくある設定のアニメだったが、ぶっちゃけ悪くもないが、めちゃくちゃ良くもない。ただ何も考えずに見た。

 

響け!ユーフォニアム3期 (10)

Xで10年間を鑑みてとか書きましたが、9年間でした。失礼いたしました。

久美子たちの3年間は他のアニメとは歴史が違うというか、重みが違うというか。
絵も綺麗だし、演技もいいし、話も心にくるものがある。
特に黒江真由との件は何を考えているのかわからない人への怖さが十分伝わってきて、けどその人のことを理解してくると根っこはみんな同じなんだっていう流れが美しいなって思いました。あとツイッターでも散々言ってるのですが、黒沢ともよの演技力が素晴らしくて、「そして次の曲が始まるのです」っていろんな感情を入れて言うってすごいって思います。


終盤からの流れも最高で、原作改変で賛否あったかと思いますが、俺はこの終わり方が良かったかなって思います。そうじゃないと黒江真由の絶対に手は抜かない、良い演奏をしたいとい強い気持ちが薄まってしまうし、久美子と麗奈の(何があっても)絶対に全国金を取ることを優先するという同じ思いを強調し、二人の仲はそんなことでは揺るがないっていう3年間一緒にやってきた関係の深さを表現できたのかなって思いました。

てかさ最終話の演奏と1話冒頭の「悔しくて死にそう」からの最終話の「うれしくて死にそう」というセリフやエピローグの久美子の「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」でめっちゃ泣けた。卑怯過ぎる。とにかく、これは神作品と言っていいのではないでしょうか。10点満点でした。

 

という感じで、なんだか辛口になってしまった気もしますが…
また機会があったら書いてみます。ではー