今はニットのお仕事がメインなもんで、ニットにしか目がいかない今日この頃。
元々キャリアは布帛で始めたので布帛も好きではあるが、だんだんニットが好きになってきた。
ニットブランドって海外にはジョンスメとかクルチアーニとかありますが、基本的にはオーセンティックというかシンプルというかそんなブランドは多いが、デザイン性のあるニットブランドはあんまりない。
最近の新規ブランドでも布帛ブランドは山ほどあるがニットブランドは少ないと感じる。前にも言ったが、極端にいうとニットは糸があれば作れる。厳密には編み機と設計図はあったほうがいいが、最悪糸と棒があれば作れるとは思う。
個人的には小さく始めるにはニットから出発するのも悪くはないと感じてる。
そんで、メンズコレクションも始まってるのでぼちぼち画像を見てるのだが、ニットがいつもより多いかなぁなんて思う。
まぁ、メンズは特別注視してないから毎年のことはあんまりわかんないけど、楽しそうなニットが多いなと。
こんな感じ？上からmissoni2枚、ETRO 3枚、JW anderson2枚。
このニット達はインターシャジャカードの編み機を使ってて、まぁまぁ編み時間がかかったりする。5枚目はシングルジャカードかなぁけど、なんかめんどくさそうな編み地デザインだが、まぁハイブランドのコレクションですからね。
ツイッターにも書いたが、2021awはジャカードニットがよく売れた。とは言え無地も売れるんだが、ちょっとレトロなテイストのジャカードニットはいつもより動きが良かった。あまり外に出れないとか、セレモニーとかなかったからカジュアルが強かったのもあるかも？自分で楽しみたいという気持ちから少しアクが強いモノが良かったとか？安くで売って無さそうな差別化出来る商品だったから？まぁ分析は出来てないが、傾向としては確実だったと思う。
写真にも挙げたが、俺の好きなJWandersonのバンドニットも話題になってたし、なんとなくニットの流れは来てる気がする。というか、来ないと俺の仕事に影響するから来てくれ頼む。
あと、明るめの色も人気があった。普段は紺とかグレーが最終的には消化がよくて、色ものはどうしても売れ残りやすいが、この秋冬は少し誇張していうとベーシック色と差し色は同じくらいの量が売れた感じ(とはいうものの、色ものはそんなにたくさん作ってないから売り逃しが多くて詰められたんだが)
バイヤーももっと色ものを買い付けるべきだったって言ってる人もいたし。そういう情報を鵜呑みにするわけにはいかないが、ちゃんと分析して来季に生かしたいですけどね。
とりあえず、デザイン物のニットを少し多めに仕込む準備をしているが俺はトレンドをよく外すからなぁ。
なんにせよ、来秋冬は楽しく明るいシーズンであって欲しいですね。
それでは😌
