kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

オススメアニメの話

もう書くことないからアニメの話します。

俺は評論家でもなんでもないから普通に俺のオススメアニメの話ね…

今現在思いつく感じで。有名なの多いから今更感はあるかもだけども。

 

1.BLOOD+

老害オタクらしく昔のアニメからね。何年前だろ15年以上前かも。

これは全50話でクッソ長い。女子高生が魔物と戦う話で、全体的にはダークファンタジー?吸血鬼モノだけど吸血鬼要素はほぼない。

まぁ50話あるから中だるみするし、古いアニメだから絵も古い。俺は絵柄は好きだったけど。

途中からどんどん面白くなって土6枠なんだけど、深夜アニメっぽいシリアスさがある。

主題歌はクールごとに変わるけど、若かりし頃のUVERworldの曲が印象深い。

時間がある人で女子高生が戦うアニメ好きな人はオススメ。

ちなみにBLOOD-Cというタイトルのは似てはなるモノだからおすすめしないよ。

 

2.電脳コイル

老害オタクらしく……これも15年以上前か。俺も歳をとるわけだ。

子供向けアニメっぽいけど、なかなか面白い。むしろ子供よりも大人の方が楽しめると思う。

話は電脳メガネという今で言うスマホみたいな役割を果たすガジェットが必須の近未来の話。

電脳が一般化した世界で子供達がイリーガルと言われる電脳世界のバグの秘密を探っていく話(だったと思う)

いちいちカッコいいし、知的なユーモア溢れるアニメだった。

とにかく、電脳ペットのでんすけが可愛すぎる。ああいう、生物じゃない健気な電脳ペットとか大好物だし、それだけで満足。最終的にはシリアスな展開もあって、語彙力がゼロで申し訳ないが、すげー好き。オープニング曲もエンディング曲もマジで最高だしね。

 

3.プラスティックメモリーズ

これも10年前か。

絵があんまり好きじゃなかったけど、オタクの知り合いに勧められてみたアニメ。

これもAIロボットっていうか、人を助ける為のアンドロイドの話。10年くらいしか寿命がなくて壊れるからその前に回収(処分)される運命にある。

設定から、はいはいお涙頂戴ですね。って感じですが、わかってても泣ける。悔しい。

俺のアニメの評価の半分は主題歌(オープニング)の秀逸さだけど、マジで曲が良かった。

余談ですが、アニメの曲って、曲だけでオススメできないんすよ。ストーリーが前提で曲の良し悪しがあるんすよね。ってことで今でも曲聴くだけで泣ける。13話でサクッと観れるからオススメ。

 

4.Vivy -Fluorite Eye's Song-

これは最近の。例によってAIロボット、アンドロイドの話。

ヒットさせるために作られたような話ではあるが、そこまで話題にならなかったような…

あらすじはアンドロイドが100年後の世界崩壊を阻止するべく、未来を改変できるとされる事件に関わっていくという話。絵も綺麗で曲もいい。

全13話でちゃんと終わる構成も良かった。

 

5.機動戦士ガンダム 水星の魔女

こないだまでやってた最新のアニメ。

ガンダムシリーズは全然観たことなくて、確かZガンダムを大学の時に友達の家で一気観した記憶が。内容は全然覚えてない。

そもそも、ガンダムって愛だの恋だの、そういうの苦手なんすよね。あとプラモとか作らないし、そもそも人が乗って戦うロボットに興味が無いから接点がなかったというか。

この水星の魔女は学園ものと女性主人ってことで最初からすんなり観れた初めてのガンダムかもしれない。

まず主人公の陰キャっぷりと麻呂眉がウチの娘に似てて親近感があったのも大きいな。

あとね、YOASOBIの主題歌の祝福が秀逸だった。流行り物に乗るのもなんだかなって気もするけど、アニソンとしては相当レベルが高いのではないでしょうか(推しの子のアイドルより好き)

最後の方、ガンダム特有の唐突な横文字とやたら思惑を絡ませるストーリーと全てを解決する謎の空間で内容なんてぜんぜん理解できなかったけど、雰囲気だけでも楽しめたアニメだったと思う。

 

6.STEINS;GATE

タイムリープモノの金字塔で超有名なんで今更言うこともないが、観てない人はオススメするしかない。

とにかく後半の畳み掛けるような伏線の回収が素晴らしく、ほんとよくできてる。こういうアニメ(原作はゲームらしいが)を作れるってのは、世界に誇れると思うよ。ディズニーでは絶対作れない。(唐突なディズニーdisりですまん)

 

7.宇宙よりも遠い場所

これも有名作だけど、マジで神アニメだと思う。

これつまんないって人は友達になれそうにない。

女子高生が南極に行く話。南極に行くだけでこんな広がる?ってくらいストーリーが良い。等身大の高校生と南極に行くっていう非日常がうまく合わさって非常に好感が持てた。しつこけど、主題歌が良い。ミトの曲調は最高やね。エンディングもメロディーが素晴らしく、非の打ち所がない。子供から大人まで楽しめると思う。まぁ泣きどころが多いから、おじさんは一人で観た方がいいとは思う。

 

8.夏目友人帳

妖怪が見える少年が妖怪の悩みを解決していく物語。

小さくて健気な生き物がしょっちゅう出てきて、そういうの好きすぎるので、これは外せないな。第1期から7期まであるが、基本的に単発のストーリーだからどこから観ても楽しめる。どうせなら1期から観た方がいいけど。

冒頭5分でこれが泣ける話なのかどうかがわかるくらい単純明快なストーリーで普段アニメ観ない人もオススメ。

 

9.新世界より

小説原作のアニメ化。多分、今よりはるか未来の話。超能力を使える人間が使えない生物を支配している時代。ただし、超能力は人には使えないって設定。

まぁ、エロかったりグロかったりするのだが、このシリアス展開はなかなか見応えがある。

ぶっちゃけ、好みが分かれるし大人向けかな。

 

10.シドニアの騎士

売れっ子漫画家の弐瓶勉の代表作。

なんだか小難しい話なんだけど、雰囲気がいい。

とりあえず白羽衣つむぎがかわいい。

 

11.プラネテス

これも20年前か…絵柄は古いから好みわかれるかもな。宇宙ゴミ(放置しておくと事故につながる)を回収する仕事の話。SFではあるがもはやラブコメ、恋愛ものに近い気もする。

 

12.サマータイムレンダ

これは最近の。これは名作やね。

和歌山の離島を舞台にした死に戻りを利用したサスペンスで、取り敢えず登場人物が頭がいいからモヤモヤしない。(死に戻りというとリゼロもあるけど、あれはモヤモヤする)

少年漫画(原作はたしかジャンプコミックだったと思う)らしくバトルシーンとかもあるけど、大きくは世界観を壊してない。毎回の引きがよくて、めっちゃ続きが気になるアニメだった。

一気見した方がいいかも。

絵柄も最近の感じだし、若い人にもオススメできると思う。

 

13.からくりサーカス

絵があんまり好きじゃないけど、流石に人気作だけあって面白かった。

不治の病が流行って、それの原因を突き止めるために戦う話。

とにかく、全般にわたって絶望のストーリーで救いがない感じで、基本暗い話はあんまり好きじゃないけど、ストーリーの力がゴリゴリくるというか。あと、普通にマリオネットを操るポーズがかっこいい。主題歌のバンプの月光が良い曲だった。好み分かれるとは思う。

 

他にも色々あるし、言いたいことは山ほどあるが、自制しときます。

 

それでは😌

 

こだわりの話

コーラが好きなんすよ。実は週に3〜4回は飲む。というのは嘘で本当は毎日飲んでる。

みんなに体に悪いとか言われるし、飲み会とか行っても変な目で見られるから、なんだか申し訳ない気持ちで、そしてなんだが後ろめたい気持ちで飲んでる。

 

俺はお酒が飲めない。正確には飲まないと言った方がいいのかも。なぜ飲まないかというと、父親が大酒飲みで幼少期それで辛い思いをしたからだ。だから小さい頃からお酒は絶対に飲まないと決めていた。

 

だがしかし、大学生とかになると飲み会とかあるもんで、本当は少しくらいは飲めはするのだが、やはり小さい頃の記憶があってすすんで飲もうとはしなかった。あと、体質があんまり合わないっぽい。我が家系は父親が大酒飲み、おじいちゃんは下戸、ひいおじいちゃんは大酒飲み、ひいひいおじいちゃんは下戸とのこと。隔世遺伝ということらしい。

 

体質が合わないっていうと「気合いが足りない」とか「自分も飲めなかったけど、ある時飲めるようになった」とか色々言われるんだが、根本的に酔っ払いが嫌いなので飲みたくないのである。そんなアドバイス1ミリもいらないのである。

 

酔っ払いは大嫌いだ。迷惑しかかけん。酔ってるから許されるとか思うなよ。

前にもツイートしたが、酒飲みはすぐに「お酒飲めないなんて人生損してるよ」とか言ってくるんだが、俺の知る限り、酒で人生失敗したやつなんて山ほどいるし、そっくりそのままお返ししたいですね。

 

ということで、飲み会に連れて行かれると烏龍茶ばっかり飲んでいたのだが、やっぱ烏龍茶何杯も飲めないでしょ。チャプチャプになるし。しかもお茶だけ飲んで「割り勘ねー」とかありえない。そう思って少しはカロリー高そうな飲み物を飲もうと思って頼み始めたのがコーラである。

 

元々ただの水より炭酸水が好きで、ファミレスでバイトしてた時はチューハイに使う炭酸水を水代わりによく飲んでいた。だからシュワシュワでカロリー高めのコーラは丁度よかった。だいたいどこに行ってもあるしね。

あとさ、ハンバーガーが好きなわけ。ハンバーガーのお供って言ったらやっぱコーラでしょう?

なんていうか、やっぱコーラとは縁を感じるというか、こうなるのも必然だったと思うんですよ。

まぁそんなこんなで、無事コーラ中毒になりまして、毎日コーラを飲んでおります。けど、最近はカロリーゼロのコーラにしました。

妻からは「うげぇ……体に悪そう…」とすげー嫌な目で見られますし、ゼロコーラをネットで調べるとゼロコーラの存在を否定するような記事しか出てきませんから、そんなろくでもない記事は見ないようにしています。

 

たまに聞かれるんですよ。「コーラ好きならダイエットコーラはクソまずいからナシでしょう?」って。

いや正直、味なんて全然わからん。確かにレギュラーのコーラの方が味が濃い気もするが、全然気にならん。シュワシュワしててコーラの味ならなんでも良いです。

「クラフトコーラも美味しいですよね?」とも言われる。

いや、シュワシュワしててコーラの味ならなんでも良いです。

ドクターペッパーとかどうですか?」

いや、あれはコーラでは無いです。

 

まぁペプシ派とかあるでしょうけど、普通にコカコーラが1番好きです。世界中で1番売れてるんで、世界で1番美味しいコーラだと思います。

 

何が言いたいのかというと、コーラにはこだわってますけど、味には特にこだわりはないんですよね…だから、こんなに毎日コーラを飲んでいるのに、コーラ好きの人とは全く話が噛み合わないんですよ。残念ながら。

 

まぁ服もそんな感じで、服にはこだわりはあるとは思うけど、服好きやファッション好きとは全く話が噛み合わないというか、こだわってるポイントがことごとくズレてるというか。そんなんだから個人的には好きだけど世間的には好きじゃないレベルになってしまうというか。

 

ただ、その噛み合わなさが俺のこだわりなのかもなー、こだわらないことにこだわってるてきな?

 

ということで、また😌

スニーカーの話

最近ツイッターでスニーカーの話題がよく目につく。ファッションに強いアカウントをフォローしてるので、そりゃファッションアイテムのツイートが流れてきて当然なのかもしれないが、なんとなく気になる。

 

ここ数年、アシックスが人気らしい。アシックスといえば俺の世代はどちらかというとスポーツ専用のメーカーで、俺も中学時代は陸上部でよくアシックスのスパイクを買っていた。

ミズノのスパイクもあったが、なんとなくアシックスの方が好きだった。

 

けども、今回の流行ってるのはどうもスポーツ用ではなくタウンユースのものらしい。

いや、どう考えてもダサいやろ。という俺の感覚は古いということらしい。

 

Kiko Kostadinovというブルガリア出身の人気デザイナーやデンマークのCecilie Bahnsenとのコラボなど、他にも多数のコラボスニーカーで人気を徐々に獲得していったと考えられ、つまり今やオシャレスニーカーブランドということらしい。

 

俺は前にも書いたけど、アディダスのスーパースターを年間200日くらい履いている。だからすぐにダメになって新しいのを買うを繰り返している。別にアディダスのスニーカーが特別好きかというわけでもないが、惰性で履いている。(つま先のシェルが可愛いという理由も多少はあるが)

デザインは正直NIKEの方が優れているとは思うが、ややボトムを選ぶなって気がして、NIKEはあまり買ったことはない(エアフォースを履いてたこともあるが、全然キャラと合ってない気がして、しばらくして捨てた)

 

とそんなことを考えてる時にこんなのを見た。

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おじさんはadidasNIKE。なるほど、俺じゃん?

ツイートのノリ的にネタだろうけど、概ねそうなのかもしれない。

ニューバランスはセットアップ着る時のために持ってはいるけど、なんか違和感しかない。あくまでよそ行きのための格好(誰が見てもわかりやすい)をする時用だな。

 

ニューバランスは俺が10代だった頃も流行ってた。高校の同級生に「父親のプレゼントにスニーカーを送りたいから一緒に選んでくれ」と言われ、ニューバランスを薦めたら、後日同級生に「全く喜んだもらえなかった。運動靴みたいで履けないって言われた」と残念なお知らせがあった。(この話しましたっけ?)

ニューバランスを見るとその時のトラウマが蘇ってきて死にたくなるから、本当は好きじゃない。

 

だってさ、クラスの中でファッションに詳しいって思われてて相談されたわけじゃん?それで最悪の結末よ。死にたくもなるわ。

しかも、その当時雑誌でニューバランスが激推しでそれにまんまと乗っかってたわけよ。そりゃね、高いから履き心地はいいよ。けど、他の世界を知らない学生にこれがナウい!しかも履き心地抜群!って言われたら「オシャレだけじゃなくて、機能性も兼ね備えてる!つまり最強」って思い込んじゃうじゃないですか。大人ってほんと汚い!

 

まぁ今思うとハズしのアイテムっすからね。同級生のお父さんに「これはハズしのスニーカーなんで敢えてキレイめの格好の時にお願いします!」なんて言えんやろ。木を見て森を見ずと言いますか、アイテムだけで判断してしまった(しかも雑誌の受け売りの)良い教訓ですね。

 

話は戻りますか、アシックスをはじめ、一般的にはダサいスニーカーの事をダッドスニーカーと言ってダッドというのはdad(お父さんが履いているような)という意味らしい。

代表的なブランドはFILAとかラコステなどで、ラコステはダッドスニーカーで売り上げが倍増したとかなんとか。ちなみにアシックスもここ2年ほど売上高を順調に伸ばしている模様(タウンユースのスニーカーが起点なのかは知りませんが)

流行ってすごいですね…ダサい(ダッドと言われるもの)とされてるものをオシャレなものとして認知されるんですから。

 

ダッドスニーカーの走りは多分バレンシアガあたりなんかなぁ。そうならばやっぱ有名ブランドが発信したから流行ってるわけで、自然発生的に「ダサいとされるものを敢えて着こなす俺オシャレ」というわけでも無さそうですね…

まぁいつの時代も「敢えてのダサさ」はどこかのお墨付きあってのモノですから。そもそもクラシックやオーセンティックも歴史的にクソでかいバックボーンのお墨付きによってその正しさが保証されてますから。まぁこの話は長くなるので割愛しますけど…

 

ちなみに俺はフォロワーさんが持ってるNIKEのマウンテンハイゴアテックスってのが雨の日にいいなーと思いまして、今年は間に合わないですが、来年あたりには欲しいなーと思ってる次第。

おじさんはおじさんらしくadidasNIKEにしときますよ。まぁアシックスとか俺が履いてたら若作りしてるみたいで滑稽だし、ダッドスニーカーなんて本物のdadなもんでtoo muchだしね!興味もないけど。

 

そういうことで、また😌

ネクタイの話

先日、保育所に通ってる息子の退所式があった。

正確に言えば、『修了を祝う会』というのらしいが、普通に卒業式でいいじゃん?みたいに思うが今はそう言わないらしい。

 

俺はスーツを着て仕事してないので、このような機会にしかスーツを着ることはない。もちろんネクタイを締めることもない。

当日、着慣れないスーツを着てちょっと思った。「こういう時ってネクタイした方が良いのかな?」

ネクタイは成人式の時に買った一本と、20年前に会社の先輩から借りた(そのまま借りパクした)2本、親父の葬式の時に親父のクローゼットから拝借してその時使用した、葬式用ネクタイしか持ってない。

そして、確かここ10年はネクタイを結んだことはない。

結び方もよくわからない。ファッション業界にいるのにネクタイ結べないなんてある?って言われそうだが、男性の伝統的な装いに興味がないから仕方がない。

 

少し悩んだ挙句、結局ノーネクタイで出席した。

まぁ結び方わからんからな。

 

他所のお父さん方はみんなネクタイを締め、ビデオカメラを手にしていた。俺だけノータイのブラックスーツでせめてスマホで動画撮ってるフリをしてた。(ちゃんと写真も撮ったよ!ウチの息子かわいいし)

やっぱいい歳だしネクタイくらい締めないとなと思った次第。

 

ネクタイで思い出すのですが、昔親戚のおじさんがいつも派手なネクタイをしていた。

趣味が悪いなぁなんて子供心に思っていたのですが、どうやら派手なネクタイをしてれば話のネタになることらしい。つまり、他人を楽しませるために派手なネクタイをしていると。

それはわからなくはないな。自分らしい装いというのは意外と他人からの印象で気付くことも多い。

自分が作ったイメージなのに、それを受けた他人のイメージに引っ張られるというか。

そしてそのイメージを裏切らないように自分から合わせていくところはある。派手なネクタイをしている人というイメージが付けばそれに応えようとさらに派手なネクタイを。ということだろう。

 

〇〇さんらしいネクタイ、〇〇さんらしいファッション。それはいつしか自分が好きなファッションから、他人が期待するファッションになってしまう。かもしれない。

 

個人的にはファッションは自己満足だけでなく他人を思いやるものだと思っている。他人が期待する自分を演出する。だからそうなるのは自然なのかもね。

 

ただ、あまり他の人の期待に応えようとしたり、楽しませるとこに傾いていくと、それが本当に好きだったのかわからなくなるかもしれないなとも思う。

それこそ、自分が求める反応を他人から得られなかった場合、その親戚のおじさんのようにどんどん派手になっていき、それがオシャレなのか悪趣味なのかわからなくなっていく。

多分、その親戚のおじさんはおしゃれとかもはやどうでもよかったのかもしれません。いつも変なネクタイをしているおじさんと認識され、イジってくれれば満足なんだろうと。

 

ファッションは他人を楽しませる思いやりの文化ではあると思いますが、想定する反応が得られなくても、他人の反応に依存しすぎて自分を見失わないように。かと言って「別に人のために服着てるわけじゃないし」と卑屈にならないように。

自分の好きなファッションと他人の自分へのイメージの接点、そしてそれを良い意味で裏切れる度量を持ち合わせた大人の装いを目指したいなと思った次第。

 

やっぱファッションって社会性の中で成り立つ文化だよな。だって一人だけネクタイしてなかったから恥ずかしかったもん。

まぁ、俺にネクタイ意地でもしないおじさんというレッテルを貼られていれば成り立ったかもしれんけど、そんな印象も期待もされてないわけだし。

まずはネクタイの結び方からかな…😌

無印のタンクトップの話

朝晩寒くはありますが随分春めいてまいりました。お久しぶりです。カイゼです。

 

突然ですがわたくし、年中タンクトップを下着として着ております。

ということで、これ。

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俺はシャツをよく着るのでそのインナーとして着るんですよ。でもシャツの下は何も着ないって人も多いみたいです。乳首が透けて他人に迷惑がかかってる人もいるので俺はインナーをオススメしたいのですが、やれシャツは元々下着だったの、別に乳首見えても気にならんしだの、つまりインナーを着るのに抵抗がある人が多いのかなと思うこともあります。

 

ちなみにシャツのみならず、Tシャツの下にもニットの下にもとにかくパンツを履くのと同じ感覚でタンクトップを着ている俺としてはインナーを着ないという事が「え?なんか恥ずかしい🫣」という感覚はあります。

 

なんでそうなったか、まぁ普通に汗を吸うから下着を着なさいと子供の頃から言われてたからかな…まぁ家庭環境?

 

子供の頃はインナーとして半袖のTシャツを着てた気がします。けど、やっぱ動きにくいしシャツから半袖が透けるとなんか嫌なんで、いつしかタンクトップになったという感じでしょうかね。

 

若い時はミラーというアメリカのメーカーのタンクトップをよく着てました。薄手で着やすかった記憶があります。流行ってた時期もあって入手は比較的簡単だったのですが、いつの頃からか店頭から無くなってしまった。ネットには売ってあったと思うのですけど、あまり質が良くない。何度も洗うとボロボロになる。

 

そして色々探してたんですが、どこも生地が厚い。リブ編みのタンクトップはどうしても生地が厚くなるし、サンスペルなどのブランドもいくつか買ったのですが、値段が高すぎて常用するには辛いなど色々と問題があったのですよね。セレクトショップでも探すのですが、奇跡的に好みのものがあっても次のシーズン作ってないとか、冬になると店頭から消えるとか…年中着る俺としてはタンクトップ難民が続くわけです。

 

そしてGUNZEのseekを使うようになるのですが、あれは完全に見せることを前提としないインナーなので個人的には使いにくいのです。言葉にするのは難しいのですが、例えばシャツを着るときに、ちょっとだけ見えていいんですよ。けど、見えたときにあの切りっぱなしのディテールがどうも気に入らないのと、襟ぐりやらが伸びすぎて耐久性に欠けるという問題点もありました。

 

前置きが長くなりましたが、最終的には無印のオーガニックコットンのフライスタック編みのタンクトップに落ち着きました。

 

まず、無印のタンクトップの優秀なところは

1.生地が薄い

2.衿ぐりが比較的伸びにくい

3.どこでもいつでも買える

4.丈が長すぎず短すぎない

5.デザインが普通

といったところ。

 

まず、生地が薄いというのは個人的には最優先事項であります。男性は生地が薄いと「ペラペラで安っぽい」など生地の厚さが品質の良さみたいに思ってる人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

まず、インナーとして着る事が前提なので薄くてOKなのと、Tシャツのインにも着るので薄くないと暑いとか着心地が悪くなるのです。

無印のは極薄なのでそこはクリア。なんていうかリックオウエンスのタンクトップの生地が無印価格で買えちゃう的な?

Tシャツの下にタンクトップを着ると言ったら「暑くないですか?」とよく言われるのですが、そもそも心頭滅却すれば火もまた涼し的な精神があるのと、あまり暑がりではないというのもありまして。というか、皆さんが思い描くタンクトップがユニクロのエアリズムとかリブタンクではないですか?それとは違います。

ちなみにレビューではこう。

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ビックリしましたか。そうですか…

 

そして、2の衿ぐりが伸びにくいなどの品質が安定している点。無印"良品"ですからね。まぁそれでも消耗品です。半年に一回は買い替えますけどね。

 

んで3.ユニクロは宗教上の理由で買わないので日用品を買いに無印に行くことは多いです。その時についでに買える。実はこのタンクトップ例に漏れず冬場には店頭から消えるのですが、最近は通販も覚えたので好きな時期に買えるというのも大きい。まぁいつ消えても良いように、なるべくまとめ買いしますけどね。

 

4.の丈問題。長すぎるとダメですね。ズボンにスッキリ収まらない。逆に昔買ってたサンスペルは短くて苦労しました。とにかくズボンにイン出来ないと困るのです。インナーなんで。

 

そして5のデザイン。通販でタンクトップを探すとマッチョかナヨナヨしたバンドマンみたいなのしか出てきません。そういうのじゃないんです。衿ぐりの開きが深すぎても浅すぎてもダメ。この無印のは衿の開きが非常に良い。シャツのボタンを2〜3個開けた時に1.5センチくらい覗く感じ。まぁ衿ぐりの開きが浅いのは価値がありませんから。

袖ぐりがひどく開いているのも個人的には無価値です。つまりリックは生地は良いけどデザインがマッチョなんで俺的にはダメなんです。タンクトップとは言えデザインは非常に重要ですよね😌

 

ツイートでは町内1買ってると言いましたが、多分大阪1着てるかもしんない。なんせ一年中着てるから。無印は俺にタンクトップを担当させた方がいいと思いますけどね。

 

あえて注文を付けるならあの衿ぐりのままもう少し厚手も欲しい。そして半袖も欲しい。とにかく最近のTシャツは衿ぐりが浅すぎる。いや、浅いのも良いですよ。スポーティで。けど、ちょっと開いてた方が使いやすいこともあるのです。

それと白が晒しすぎる。もうちょっとオフホワイトの方が使いやすい。前はライトグレーもあったのですが今は白と黒しかない。まぁライトグレーも褒められた色出しではなかったのですけどね…

別にカラバリを増やせとは言いません。色味をもうちょっと考えて欲しいですね。

 

俺の無印タンクトップ愛が少しは伝わったかな。

ということで、また次回😌

再び物価高の話

こんにちは。

むしろあけましておめでとうございます?

(遅すぎる)

 

中国は春節を迎えまして、中国への仕事も一段落なのかな。今年は中国の生地屋も早々に店じまいするところが多く、それを予測してさっさと企画を終わらせたブランドは問題なかったのですが、一部企画が遅れてサンプルの生地が手配できなく遅れに遅れているブランドもありまして、なんとも上手くいかないものです。まぁなんにせよ、中国がゼロコロナやめたせいでロックダウンにはならないが、工員がほとんど感染して自主ロックダウンみたいな状況もありますので、あとは「なんとかなれーッ」って感じですかね。

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話は変わりますが昨年末、産地をチラホラまわっておりまして、だいたい言われることは電気代の話でしたね。

 

つまり、電気代の高騰で工賃を上げざるをえないということ。これに関しては原発がどうとかそんな話もあるでしょうが、それはなんとも言えないところ。根底には今後も続くであろう高騰で「不採算はやってられない。回復の見込みもなんてないですし」って話なんだと思います。

 

とあるニット工場では電気代が年間1000万かかってて、それが30%〜50%上がるとなると1300〜1500万の電気代がかかると。その分は工賃に上乗せするしかない。とのこと。

 

見方によっては強気の工賃と捉えられがちだが、需要と供給の関係ってかビジネスですからね。

 

原料高も相まって、俺も上代を上げざるを得ないといったところ。もちろん無駄な在庫を減らし、消化率を上げればある程度は解決する話なのですが、そんなの簡単に出来れば儲かって仕方ないですからね…複合的に努力しましょうとしか言いようがないですね。

 

それよりも目下の困りごとは、縫い場と国内の生産力が急激に下がってきていること。

いま、生産背景を潤沢に揃えてるアパレルなんて一握りだと思うな。

 

極端に言えば、工賃を倍出すなら無いこともない。誇張でもなんでもなく倍ですよ。流石にそこまで上げるのは…急には無理。

 

そうなるとやはり中国ないしアジアに生産を移さないといけない。けど、小さいブランドはロットがまとまらないので日本に頼らざるを得ないという感じですね。

 

昔からある話なんですよ。生産拠点を日本と中国で行ったり来たりってのは。けど、俺も20年以上やってますが、この危機的な国内の生産力不足は初めてかも。

 

特に重衣料を縫う工場は少なくなったなって思う。カットソー、軽衣料はまだあるけどね。

国産にこだわってますみたいなブランドでさえ、コートやジャケットは海外に振ってるところも出てきてるみたいね。

 

そう言えば生地屋さんも今年はコート生地の染め依頼が全く来ないって言ってました。

つまり、染め依頼が来ない→アパレルが来秋冬のコートの企画を決めかねているということでしょう。この冬の消化を確認してからの進行と考えてるのか、そもそもコートを企画する気がないのかわかりませんが、「生機だけ上がってきてるんだけど、どうするんだよこれ!」って感じで困っておられました。(俺にはどうすることもできんが)

 

なんか新年から明るい話題もなくてアレなんですが、来秋冬のコートがどんな生産をされているのかちょっと注目してます(めちゃ他人事ですが)

 

それでは😌

 

 

ドリスの話

2023SSのコレクションもほぼ終わりまして、個人的には楽しみな1ヶ月が終わったなぁと。
仕事とはあまり関係なく、ファッションの祭典であるパリコレはじめヨーロッパのコレクションを毎回楽しみにしています。

 

仕事として見る場合改めて一度見直したりもするのですが、こういうので大事にしてるのは空気感と言いますか全体の流れを自分の意識と擦り合わせたりすることなのですが、まぁ単純に美しいものを見るのが好きなだけなので趣味なのかなぁと。

ちなみに、たまにどこのブランドが好きですか?と聞かれたりもするのですが、その時はとりあえずドリスヴァンノッテンとよく答えます。自分がとりわけよく着るブランドというわけではないのですが、昔からなんか好きなんですよね。

ということで、俺とドリスの出会い(本人には見たこともあったことも無いですが)の昔話でも。


かれこれ20数年前、高校卒業したら服飾のデザイン専門学校に行きたかったが、親の反対で大学に行かなくてはいけなかった話は書いたんですが、地元の大学に合格した時に親は大変喜びまして(大学に行けば服のことなんて忘れて普通に就職してくれるだろうと思ってたみたい)、「お祝いに好きな服を買ってあげよう」という話になりました。

その当時、服は好きではあったものの地元のセレクトショップで国産のブランドを買ったりする程度で、ブランドものといえば少し遠出してアニエスべーとかポールスミスとかAPCとかそういう服をお小遣いを貯めてよく買ってました(とは言え、高いんでちょっとづつしか買えなかったけど)

俺は好きな服を買ってくれるということで、ここぞとばかりに地元で一番いい服を売っているセレクトショップに親を連れて行き、買ってもらったんです。ドリスヴァンノッテンのジャケットを。その当時まだそんなに高くなかったので多分、5〜6万くらいだったんじゃ無いかな?買ってもらったから知らんけど。

それはシェトランドっぽい荒く織ったウールで薄いイエローっぽいベージュにブラウンのウインドウペーンの裏無しパッドなしのアンコンジャケットでした。メンズでそんな素材のそんな柄ってあんまりなかったのか、着てたら「寅さんかな?」とよくイジられたり、知らんおばさんに「あなた手作り?いいわね」みたいに言われたり、なんにしろ田舎だったので、イエローのジャケットなんか着てたら浮いてたのかもしれませんが「服で声かけられるもんなんだな」とも思いました。

いくら、アニエスべーのポプリンシャツを着ようが、APCのデニムをはいてようが、その当時流行ってたハイテク系スニーカーを履いてようが、知らん人に声を掛けられることなんてなかったので、なんとなくドリスヴァンノッテンすげぇと10代ながらに思ったわけですよ。

とはいえ、ドリスなんてその当時でも全然買えなくて、その一張羅の寅さんジャケットをひたすら着ていたのですが、大学に入ってから学費も稼がないといけなかったのですが、バイトをしてドリス貯金(というか服貯金)をしてちょくちょくドリスを買えるようになりました。まぁほとんどセールで買ってましたけどね・・・

やっぱね、デザインもさることながら生地が違うんですよ。ドリスといえばプリントというイメージもありますが、俺はどちらかというと素材の良さと色使いの巧みさのイメージが強い。いろんなブランドモノを買いましたが、生地と色に関しては圧倒的に好きだった。その当時のメンズってブランド物でもいろいろありまして、コムデギャルソンやヨウジヤマモト、インポートだとクリストフルメールとかジョゼレヴィとかジョーケイスリーヘイフォードとか。その辺が人気だったとは思いますが(マルジェラはまだそんなに出回ってなかった気がします)なんかごちゃごちゃしてなくて大人っぽいというか。生地もなんか味があって色味も黒や白や紺とかじゃなく微妙な色味のベージュやグレーだったり、明るい色目でもどことなく上品で好みに合ってました。

まぁ今考えると、相当地味で10代20代とは思えないおじさんみたいな格好をしてたなぁとは思います。おばさまからのウケは良かったですけどね...

ちなみに、ドリスの服はコピーして作ってました。大学の後半から近所の洋裁教室に通ってたんすよね。そんで俺の数少ないドリスのジャケットの寸法を抜いて型紙にしてました。当然先生に教えてもらいながらですけど。なんかその時に「あぁーこうなってんだー」みたいに思うことは多かったですね。いきなりドリスの型紙抜くってどうかと思いますが、まぁ若気の至りかな。

けどね、パターン抜いたとしても生地が全然違うし、縫いも下手なんで一応着れるには着れたんですが、結局2着ほど作ってほとんど着なかったかな。やっぱ素人の手作りは手作りなんだなと。けど、ドリスをさらに好きになるきっかけだったかなと思います。

こないだ就職する時にはメンズにテーラーに弟子入りしたいと思ったみたいなこと書きましたが、実は企業の説明会なんぞも聞きに行ったりして、その当時ドリスを扱っていたライカ(今はない)にも就職説明会にもドリス着て行きました。そして「ドリスヴァンノッテンが好きで説明会に来ました」って言ったら「あぁ、ドリスは別会社みたいな感じなのでほぼ関わりないっすよ」とか言われてガッカリして帰ってきた記憶があります。世間知らずだったんですね...

そんでもって色々あって専門学校卒業して、普通のアパレル会社に就職し晴れて服をバンバン買えるぞ!となったのですが、人生そんなに甘くはなくめちゃくちゃ薄給なもんでドリスなんてホイホイ買えないのですよ。

それでも服を買えないからストール(ドリスのアフガンストールが流行ってたんすよ)なんかを買ったり、スーツやジャケットもローン組んで買った記憶が。

てか、途中でアンドゥムルメルテールに浮気したり、コスチュームナショナルに浮気したりと服自体はなんとか買ってたのですが、ドリスだけを買うという感じにはならなかったんですよね。シーズンによって好みってのもあったとは思いますけどね。

フランスに旅行に行った時にもドリスのお店に行きました。ベルギーまではいけなかったのですが。なんかね、若造が入る場所ではなかった(当時20代)地元のマダムが数人いて、なんかすぐ出ちゃった。まぁ高級ブランドなんでやっぱ場違いだったな。けど、いい思い出。


これまで色々な服を買ってたものの、よくよく考えるとドリスの服あんまもってないなと...あんなに好きなのにほとんど買えてない。高いってのもあるけど、なんだろうな。気合いが足りなかったのかな。

でも、でもですね。好きなブランドは?って聞かれたらやっぱドリスヴァンノッテンなんですよね…着る機会はオーラリーとかマーガレットハウエルとかの方が多いですけど、それとこれとは違うんですよ。

本当にドリスの服からいろんなものを学んだと思います。生地とはこういうもの、色とはこういうもの。デザインとは。など。だってさぁドリスのシャツの襟の形やジャケットのラペル見たらドリスってわかるし、生地も触ると「あぁそうそう、こういうのですよね」ってなりますもん。そういうところがデザインの個性なんだなぁとか思いますし、勉強にもなります。

という俺とドリスの薄いお話でした。

 

追加

ドリスがブランドのデザイナーを退任するという情報があってちょいショックを受けております。しかしながら、もう65歳?ついにこの時が来たかという思いでおります。

5年ほど前までインディペンデンなブランドとしてモードの第一線として活躍したブランドとしては稀に見る存在だったんじゃ無いかな。

情報では全く関わらないわけでは無いとのことですが…

ともかくアントワープシスで最も成功したデザイナーというのもありますが、まずは商品がこの上なく素晴らしかったと思います。

まだ2025年のメンズコレクションが残ってるのですが(ウィメンズまで見たかったな)これまでお疲れ様でしたと言いたい。後任は決まってないようですが、また新しいドリスヴァンノッテンが見られるのも楽しみにしています。



それでは