kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

撮影の話

昨日は早く寝てしまったので投稿できませんで…

 

なんで早く寝たかというと、今日はルックの撮影があって朝早かったということです。

 

ちなみにルックとはLOOK BOOKのことで、アパレル業界では、ブランドが新作リリースに合わせ毎シーズン用意する商品カタログのことで、パンフレットとも言います。

 

まだまだ寒い時期ではありますが、次の秋冬の新作の撮影で、春夏もまだなのに次の秋冬というのも不自然のような気もしますが、アパレル業界では店頭に並ぶ半年先に新商品のサンプルを作るのが通例です。3月ごろに展示会をしてるのでそれに間に合わせる形で今の時期に撮影します。

 

で、モデルさんをキャスティングして、カメラマンを呼んで、スタジオ(ロケの時もありますが)を予約してと結構めんどくさい仕事で個人的にはあまり好きではないのですが、毎回ルックブックを楽しみにしてくれるお客様もいらっしゃいますし、コロナになってからは顧客や販売店に買っていただくツールとしては非常に重要になっているので手は抜けないですね。

 

最近ではコスト的なこともあってか、紙媒体でのルックブックを配ることは少なくなりました。

メールやSNSなどを使って配布するというのが主流です。

個人的には紙でみたいなとも思いますが、様々なブランドで紙でのルックブックは廃止されてて残念なような仕方がないような。

 

あと、コロナになってから外国人モデルをキャスティングしにくい状況になってるみたいです。

俺が担当してるブランドでは、最近は日本人モデルをキャスティングしてるので問題はなかったのですが…

 

けど、弊社でも外国人モデルと日本人モデルのどっちが良いかってよく議論になります。

どっちも良さがあって、例えば日本人だと顔立ちや体型に親近感がありますし(とは言えモデルになる人なのでスタイルはめちゃくちゃ良い)幅広い年齢層にアプローチできます。ウエディングドレスなんかも日本人モデルが増えた気がします。親近感大事ですよね。消費者にはあまり関係ないですが撮影のコミュニケーションは取りやすいかなと思います。

外国人モデルはマネキンのような同じ人間とは思えないスタイルで、服がとにかく良く見えることが多いです。その分親近感はあまりないので、どちらかというと普段着のカジュアルというよりモードな服、高級品が似合うと思います。

 

それぞれの良さがあるので、ブランドのテイストに合ったモデルを選ぶのが鍵となります。ただ、イメージ通りのモデルを選ぶのは、意外と難しいもので、今回はいつも来てもらってるモデルさんが都合が悪くて、新しいモデルさんを探したのですが、めちゃくちゃ苦労しました(もっと予算あれば楽なのに😠)

 

昔は服が良く見えるモデルを選びなさいと教えられたので、顔が好みとかそういうことよりも、自分達が作ってる服のテイストやサイズに合うモデルを選んでいて、もちろん今でもそれは大事なのですが、最近は特に顔立ちなども重要かなと思うようになりました。

 

昔は服が良く見えるためのモデルだったのですが、雑誌モデルや雑誌を中心に活動してるカメラマンは顔を含む雰囲気を重視してる感じはします。

 

雰囲気で服をよく見せるというのは主流でしょうかね。賛否両論ありますが、そんな感じです。

 

また、来週も他のブランドの撮影が控えてるので精神的にキツい時期ですが、なんとかやり切りたいと思ってます。

俺はモデルでもカメラマンでもなくディレクションしてるだけなんですけど…出来上がりには責任があるので😇

 

それでは😌