kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

いいものはわからない話

こないだスペースしてて、「悪いものはすぐにわかるが、良いものの見分けはつかない」という感じの話をしていた。

 

悪いものは何となくわかる。色んな面でその不備が見えますからね。

 

けど、ある程度の価格帯になると物の良し悪しの判断は難しい。こないだテレビでやってた芸能人格付けチェックみたいな感じで、安くても出来の良いシャツとブランド物の付加価値の高いシャツが出てきて、当てることができるかというと謎。

 

そんなこと言うとキリがないが、ニットの糸で言うと同じ60/2のウールがあったとして、AはBよりも細い高価な糸を使ってるが、製品として前者が絶対的に優れてるとは言い難い。

 

コットンにしてもスビン綿と新疆綿を糸の段階で見極める人なんて殆どいないし、俺とかは生地になっても怪しい。言われて「確かに」となる程度でモノだけで見ると好みの問題としか言いようがない。

 

ポリエルテルやアクリルなどの合繊であっても、加工の仕方やフィニッシュ等において良し悪しは存在して、合繊だから悪いとかいうこともない。逆に天然素材だから品質が良いということもない。まぁ、なんていうかそんな事を考えても無意味だとすら感じることもある。

 

素材は原料の良さというのも大きいが、加工によって手間のかけ方が変わり、その見え方も変わってくる。お化粧みたいなもん?

けども、そこにデザインが入ってくるとその価値というのは極めて個人的趣向の領域に入ってくるのでその価値を定義するのは不可能と思えてくる。

 

そこまでくると着てみないとわからんし、更に着続けないとわかんない。ファッション好きの方が身銭を切って経験するしかないという結論に行き着くのはそう理由が大きい。

 

まぁ、買って確かめるのが一番ではあるが、あえて言うならその判断材料としてブランドの保証している価値が必要なんだと感じます。

同じようなデザイン、縫製、生地を使用した服が2着あったとして、その価値を判断するのがブランドネームであるのは仕方がない。

 

ブランドとて、その名前に相応しい商品を出さないと結果的にブランドの名前に泥を塗る形になってしまうので、下手なものは出せないということだろう。

 

どんなに審美眼を磨いてもノーブランドであってもどこで売っているか、誰が売っているか、誰かのお墨付きがあるかで判断する。言い方が悪いが、デザイン的にも素材的にも好みの服がライトオンで3900円で売ってあったとしても、俺はそれを買える自信はない。そもそも行かないので見つけられない。

 

なのである程度はブランドネームで判断するのはおかしな事ではないと思う。ある程度の品質を保証するというところにブランドビジネスがあると思ってる節もある。

骨董品ですら技術的に優れていても作家の名前が通ってないと市場価値は下がりますしね。

 

結局、服なんてものは直接的には着ると健康になるとか、モテるようになるとかそういう効能があるわけでもなく(間接的にはあるかもしれんが)これまでの経験と知識において誰が作って、どういう方法でどのように売っているかなどの情報に振り回されながら総合的に判断して自分なりの価値を定めていく、そして逆に正解なんてものがない事を理解し無用な知識に振り回されない、自分なりの価値観を持つというありきたりではあるが、そういう結論になってしまうなと思ったりする。

 

凡人の俺からすると必要ないものを判断するのさえ意外と難しくはあるが、そのくらいは判断できるように精進しようとは思いますが。

 

なんか、何言ってるかわからん感じになったが書き直すのが面倒だな。

 

ということでまた😌