kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

アパレル再編の話

昨年11月くらいから徐々に客足が戻り始めて1月の店頭は昨年よりも売れているという。

厳しくはあるが、全体的には2019年対比では9割くらいまで回復しているなどとアパレルのお偉いさん達が話してるを聞く機会が多く、今年の秋冬は勝負を仕掛ける時期だみたいな話になりがちで、少し流れが出てきたかなとも感じます。

 

経験したことのない状況で強制的に変革を強いられたこの2年。結果的に良かったのではないか?みたいに前向きに捉えることは良いことですよ。俺はいまだ地獄を見てますけどね!

 

そんで、コロナが始まった頃は単にアパレル企業が廃業したり倒産したりしてたが、最近特によく聞くのは再編の話。ニュースでもやってるし、周りでもそんな事が起きてる。こういう話はあんまり詳しくはないのですが、その俺でも聞くくらいだからなー

 

三井物産と日鉄物産は今年から繊維事業を統合しMNインターファッションを発足させたり、最近だとワールドがナルミヤインターナショナルを、アパレル物流のGFホールディングスは神戸の老舗アパレル、ジャバコーポレーションを買収したりといわゆる業界再編はたしかに目立つ。

 

この状況をどう見るかはいろんな意見があると思うが、個人的にはいいことではないかななんて楽観視してる部分もある。

 

他にもニュースにならない程度の小さなアパレルを別業種が買い取り事業を継続しているということもここ数年はよくあることだったりもします。死んでも蘇るゾンビとも分裂し継続するアメーバとも言われる場合もありますが。それはそれとして。

 

アパレルは古い企業が多く、最近倒産したレナウンとかはその古臭さが際立って「やっぱりなぁ」みたいに言われはしましたが、その古い仕組みの中には多くの顧客と服作りのノウハウ、工場や原材料の業者とのつながりなど、経験と人材を多く有しているのは間違いない。やはりそのような良くも悪くも長年続いてきた文化は一朝一夜では積み上げられないと思います。

 

そこに、別の業種が入ることでシナジーをもたらすというのは分からんでも無いし、同業が統合するのも強い部分を伸ばしたり、弱い部分を補ったりできるとの判断もあるんでしょうね。そうじゃないと統合も買収もしないしね。当然といえばそう。

 

そういえばこないだ、東芝の記事を見た。中国のハイセンスにテレビ事業を売却し、その後イメージダウンにより一時はシェアを失ったが、その圧倒的な設備と資金力をもって新商品を開発し、業績回復に向かって行ってるという内容だった。

 

もちろん、買収劇でダメになる企業もあるかとは思いますが、当然ながら売却される側も何かしらの武器をしっかり持っていないと支援なく廃業するしかない。東芝はハイセンスにとって真似できない技術や国内の販売網、そして歴史があったから買われたわけで国内にはまだまだ隠れた価値がある企業も多いんじゃないかなーなんて思いました。

 

何が言いたいのかというと、なにかと叩かれる対象の国内アパレルではありますが、ものを作るインフラはかなり優れているし、非常に精度の高いシステムを有してると思います。まぁ、労働力の問題とか課題はあるとは思いますが、ともかく他業種から見ると魅力的な部分も多いかと思いますけどね。買い被りすぎですかね?

 

この先、ますますブランドの強みと付加価値にフォーカスされ企業価値を高める施策が増えるかなぁ?別に良い形で買収されるのが目的というわけではないですが、なんにせよ他業種からも魅力のあるアパレルにしていきたいですね。

 

それでは😌