kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

美術館に行った話

先日というか少し前に、近所に新しく出来た美術館に行ってきました。中之島美術館っていうところ。自転車で行ける距離なんでありがたい。

 

まぁ、その中之島美術館の近くには他の美術館もあったり図書館があったりとなかなか効率の良い地区だったりする。

 

2月2日にオープンで、記念展示だったのですぐに行きたかったのだが予定が合わずやっといけたという感じ。

 

そんな風に言うと美術館に足繁く通っているように聞こえるかもしれないが、自分で調べるということはなく、何かの拍子に目がついたら行きたくなる程度で年に1.2回くらいかなぁ。

 

ちなみに美術に詳しいかというと、そんなこともなく一般的的な知識しか持ち合わせていない。まぁ、ファッションの展示なら多少はわかるけど…という感じ。

 

ただ好みはあって、中世の宮廷画みたいなのはあんまり興味はなくどちらかと言うと近代から現代の美術の方が好みかな。こってりした絵画よりもモダンアートっぽいのが好きかも。

 

前置きが長くなったが、↓に行ってきたわけです。

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ぶっちゃけ、作品の作者は半分以上知らなかった。日本人の作家ってほんと無知なんだなって再認識した。

マリーローランサンとかミュシャとかバスキアとかマグリットとかモディリアーニとか有名な作家の展示もあったので「こ、これなら知ってる…」という感じだった。

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↑こういうのは知ってる

で、知らなかった人で興味を引いたのは吉原治良の円のシリーズ↓

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芸術って感じ。

あと、福岡道雄のバルーンの彫刻かな。この写真は無かったので今回の展示とは違う画像ですが。↓

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まぁ、そんなこんなで家族4人で行って2時間くらい楽しめました。

 

 

話は変わるが、ファッションをデザインする時によく言われたのが、「服を見るんじゃなくて色んなものを見ろ」という格言。つまり、服をデザインするのに服ばかり見るんじゃなくて、絵画を見たら彫刻や写真、小説、映画などの作品を見て勉強しろということなんでしょう。

 

若い時は、「はぁ?服見た方が楽しいし、直接役に立つじゃん?」という性格だったので、服以外のものには興味はなかった。なので服の展示は行っても絵画の展示は興味がなく美術館も今よりも全然行く機会は無かった。

 

けど服はもう山ほど見て山ほど作ってきて、もちろん今でも毎日服の情報を浴びてはいるが、それだけでは行き詰まるというか他のインスピレーションが無いとイマイチだなぁと思うようにはなった。

 

若い時からそれに気付いていれば…とは思うが、多分俺には今のこの状態が合ってたような気がする。自分で必要だと思って、服以外のインスピレーションを探す。必要に駆られないと中身が頭に入ってこない人間だ。しょうがない。

 

とは言え、今でも作品の前でジーッと見入ることはなく作品から何かを得ようとか思うこともない。

そもそも、風景とか建築物とかも苦手で長い時間同じ場所で同じ景色を見るのは苦痛だ。5秒見たら「もうわかった」と感じでさっさと立ち去りたいせっかちな人間なんだよな。

さっと見て、自分の引き出しにしまっておく程度だ。なんかあった時に引き出せばいい。無理に美術品から何かを見出そうとしない。適当に見るのが自分のスタイルには合ってる気がする。

 

まぁ、自分語りはそれくらいにして。

ともかく、俺は若い人に服以外の芸術も見ろとは強要はしたくない。自分で必要に思えば観ればいいと思う。だいたい、人に言われたことを素直に聞くような素直な人間にファッションなんて作れないっしょ(偏見)

 

ちなみに、前に音楽からファッションのインスピレーションを得ることはないと書いたが、ノリノリの曲を聴きながら作業すると音楽との内容は全く関係ないが勢いのある仕事が出来るので、やはり音楽も大事だなって思った。(いまさら)

 

まぁ、何がヒントというか起爆剤になるかわかんないので何かを観たり聴いたりするのはいいよねって話。あくまで人に勧めることはしないのですが。

 

ということで😌