kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

日本製は難しいです

なんか、今中国の生産が度々混乱しておるのですよ。コロナにはじまり計画停電とかオリンピックとか春節とか、理由をこじつければ色々ありますけど。

港もよく止まってるっぽい。俺も例に漏れず毎日何かしらの対応に追われてます。

他にもよく言われてるのは為替の悪さや工賃や運賃の値上げ。原材料の高騰など。

これは中国に限った話じゃないのでしょうが、低価格の服を作ってるところは利益が吹っ飛ぶ品番もあるでしょう。

 

まぁ、暗い話を上げるとキリがないのですけど。

で、そんな不安定な中国の生産を国内に移すって記事がありまして。

 

これは定期的に言われるんですよ。「国内に移そう!」「これからはメイドインジャパンだーっ!(工賃はあんま払わんけど)」ってな感じで。そんで国内がうまく行かなくなるとまた中国に戻ったりね。ぶっちゃけ為替が良くなったら小ロットで出来ますよとか言われるたびに中国に舞い戻ってるわけですよ。多分。

 

実際、偉い方達は簡単に言いますが、中国は中国でこれまでのビジネスがありますし、慣れてるところもありますので、急に変えるのは難しいし逆に国内に移した方がリスクな場合もあるかもしんないし。

そもそも、生産地をビジネス上の都合で変えて、あたかも社会的大義名分を振りかざして国内回帰だって言うのは流石にやばいでしょって思っちゃう。

 

工場のおじちゃんもよく言うのですが、中国研修生も来ないしベテランは帰っちゃうし見本サンプル無いと縫えないまで技術が落ちてると言う町工場で中国でやってた縫製や加工を出来るのかも疑問ですね。シンプルなカットソーやブラウス、パンツ、ジャケットなんかは縫えるかも知れんけど、加工場を行ったり来たりするような手の込んだデザインは割りに合わんのでは無いかなって普通に思っちゃいますね。

 

まぁ、日本製の良いところは近くに工場があるので意思疎通がしやすいこと、生地含め副資材が高いが品質も高く安心な事(中国の生地は市場なんかだと品質悪いしね)小ロットでも対応出来ることなどいい部分はたくさんあるのですが、やっぱり価格的なメリットは中国にあるし、日本で作ってるからと言って中国製との圧倒的な差を作れてないのもなかなか歯痒いところ。

 

ともかく、また始まったなって思いましたと言う話だなって。

 

ということで、また😌