kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

セールについて考えた

プレセールも終わりもう本セールに入ってるんでしょうか?店や館によって色々なんでしょうが、昨今、セールってどうなんでしょうね。

たまに「セールはやめます」みたいなブランドもあったりしますが、その辺り気になっております。

 

一方で中国などは割引しないと売れないという常識があるそうで、ECなどで大規模なセールが行われたりしますね。まぁ、これは別の話。

 

ちなみにセール時期を統一するは、誰も得しない不毛な競争を避けましょうという事で「セールをしない」というのとは意味合いが違うかもしれません。

 

理想的には出来ればセールはしたくないものです。せっかく作った商品が安く売られるということは、利益が落ちるというのも当然ですが、ブランド力が落ちる(お客様の信用が落ちる)と考えるからです。

 

けど、簡単にはやめられない事情もあると思います。

 

ビジネス的に言うと、年間予算にセール前提の売り上げが組まれてるからというのも大きいかと思います。

 

いい商品を作って一生懸命に売れば店の在庫(ブランドの在庫)は減らせるし、セール期に値引き販売しなくても年間の利益は確保できるみたいに思うかもしれませんが、理屈はそうでも誰も完璧な生産計画が出来るなんて思っていないから、予算が組まれるわけです。

 

多分品揃え計画が100%完璧に組めないのでセールで在庫の調整を計画的に行うということですかね。計画的に計画通りにいかない為の予算が組まれる。なんか哲学的?(俺の知見が浅いから「そんなんじゃないよ」と言われるかもしれませんが)

 

逆に例えば予算比120%とかいう数字は予定以上に売れているという一方で、予算以上に商品を投入しているということで、予算と売り上げが連動してないとも言えるし、生産の難しさを感じます。

 

てか、予算以上に売れて在庫が足らなくなったらそれはそれでMDは「なんで予測できなかったんだ!」って詰められますから。(これは愚痴です)

 

売り逃しの損失は品揃え担当者の責任とも言え、百貨店なんか特に在庫がないというのは失態なんですよね。

言い方悪いですが百貨店はブランドの予算や在庫の事情は関係ないので、ちゃんと在庫積んでバンバン売れるブランドがありがたがられる傾向にあります。

 

そういう体質も在庫過多によりセールをやめられない土壌でしょう。余る仕組みですね。

 

とはいえ個人的にはセールは反対ではないです。今は2次流通も盛んではありますが、やはりブランドの新規顧客を作るための導入点としては機能してるんじゃないかなとも思いますし、AIなどを駆使した在庫管理のシステムも今後採用されていくとは思います。

 

そうなれば、在庫調整という名の在庫処分ではない前向きなセールになっていけばと思います。

 

長くなったのでまた😌