kaizeの部屋

ツイッターからはみ出た日記

ユニクロがうっすら嫌いな話

こんにちは。

暑い日が続いていますが体調はいかがでしょうか。

私は最悪です。夏バテかなぁ。

 

こないだ、ユニクロがうっすら苦手なポストをしたのですが、苦手な理由でも書こうかなと思いまして。

 

まず、買っても着なさそうってのがあるなと。俺が男だからかもしれないですけど、メンズはデザイン的になんだかイマイチというか、いや、あったら便利なんかもしれませんが、どうせ部屋着にしかならんしなって思って買わないことが多いです。

ちなみに、ユニクロに全く行かないと言い訳ではなく、家族(子供)の服はよく買います。ユニクロではないですが、GUのちいかわコラボとかめっちゃ買いましたし。娘はデニムとかセーターとかイネスのラインも何度か買ってますし愛用してます。妻もインナー類はユニクロで買ってますね。けど、俺はインナー類だと無印の方がなんとなく好きですし、ユニクロじゃなくていいやーって感じです。レジは便利。カゴに入れただけで金額がわかるとか画期的。そういう部分は評価してあげてもいいかな!

 

無印はあのよくわからない北欧的なBGMと、年齢不詳の客層、図書館の司書みたいな雰囲気の店員とも好きだし、余裕のある大人の消耗品って感じで好んで買ってます。

 

よくオススメはされるんですよ。インナー系はいいとか、ユニクロUのカットソーは使えるとか。けど、なんだか買う気が起きない。どうせなら無印の異空間で買いたいなって思っちゃう。

 

あと客層が嫌だ。いろんな人が買いに来るわけで子供からおじいちゃんまで。真面目そうな人からガラの悪い兄ちゃんも。なんか一緒のもの着たくないなって思っちゃうのです。

 

そして、決定的に苦手になったのは、やはりブランドとのコラボだったかな。

その昔、デザイナーズインビテーションプロジェクトという、気鋭のデザイナーとのコラボを大々的にやったんですよ。

目的としては、気鋭のデザイナーは知名度をアップできる、ユニクロはファッションに興味を持った顧客を取り込めるという目的だったんじゃないかなって思います。

しかし、個人的には気鋭のブランドを安く買えるという結果しか残らないのではないかと思ったんですよ。普通に考えて、ユニクロで知ったブランドを、その何十倍の値段のブランドを買おうとします?名前は知れたかも知れないですけど、そこから顧客になった人ってどれくらいいるんですか?って思ったのです。

もちろん、コラボにあたり、売り上げのマージンなのか、契約金なのかわかりませんが、ブランドの運転資金にはなったとは思いますけど、継続して利益が出たのは(集客を増やしたのは)ユニクロの方だけだったのではないかと。

 

当時ユニクロはダサいというイメージを払拭するのに、佐藤可士和を起用したり、庶民派だったCMをオシャレに変えたり、とにかく必死感は伝わってきてました。チラシは今でも昔のままですけど。表面上だけはお化粧しても中身はユニクロだったわけですよ。

だから、デザイナーとのコラボを始めて、ユニクロもオシャレですよ。ファッションに敏感な人たちも買ってますよ。ってことで始めたんだと思うんです。

他人のデザインを金で買ってあたかもユニクロがオシャレになったと思わせる手法がどうしても許せなかったんですね。

 

俺はコラボ自体を否定するわけではないです。これまでもたくさんの企業のコラボレーションで得意なものと得意なものを掛け合わせ、化学反応が起きてイノベーションが起こったこともあるでしょう。けど、ユニクロコラボには単にデザインを拝借して安く売って客を集めるという、このコラボでしかできないことが、価格面のみのメリットになっているのがどうもなーって。

 

それでも、マメとのコラボは無縫製の編機でシームレスな下着を作るユニクロの技術(無縫製の技術はユニクロが開発したわけでもなんでもないですが)を使って生産された背景を考えると意味があったのかも知れません。けど、どうせならそのような設備を気鋭のデザイナーに開放するとか、生産背景を貸し出すとかそのくらいの支援はしてもいいんじゃないかって思うわけです。東京ファッションウィークへの支援もだんまりだし。参加は2006年くらい前に出たみたいだけど、日本のファッションを支援しようとか盛り上げようという気は全くないと思う。

 

ここ最近のマルニとのコラボなんて、普通の生地にマルニのプリントしただけですよ。コラボレーションの意味とは。昔のマリメッココラボもそうですが、ああいうブランドはプリントのデザイン、その権利がブランドたる所以なわけですが、言い方が悪いですがそれを合法的にパクって販売しているだけと思えるのです。まぁ、数型ですがヒートテックにプリントしてたんでコラボっぽさはその部分のみはありましたが。

 

+Jもお世辞にも良い商品とはいえなかった。ジルサンダーがデザインしたって言わなければ、何か価値があったのだろうかという商品だったと思います。見ただけで買ってないからわからんけど、ファッションに興味ある人であれを着続ける人っているの?

 

一部、ユニクロのおかげでブランドを知ることができた。ユニクロコラボにはデザイナーたちの知名度を上げる効果があるって人もいましたけど、ユニクロコラボで買った人が本家の顧客になった例ってあります?ないでしょ!(断言)

 

ユニクロもいまや海外の売り上げの方が高くなってますよね。今は中国圏の売上が海外のほとんどではありますが、ファッションの聖地であるヨーロッパでも出店を加速しているとか。イトーヨーカ堂がアパレルを撤退したことで、国内でもまだ伸び代があるのかも知れませんね。

 

しかし、世の中がみんなユニクロになっても俺だけはアンチユニクロを守り抜こうと思います。これは男の意地です。

ユニクロの学生服、ユニクロの水着、ユニクロのウェディングドレス、ユニクロの喪服、ユニクロのお墓、ユニクロハウス、ユニクロカレーなど、どんなにユニクロが大きくなっても、俺だけはブランド品をスーツケースに入れて孤島で暮らしたいと思っています。

 

それでは